数楽たいそうの基本となる考え方

数楽たいそうには、数楽ヨガ、マスカラテ、マス・ステップスなど、楽しいメニューがたくさんあります。それぞれのメニューに共通する基本的な考え方は「2進数」です。

 

2進数? あまりピンとこないかもしれません。

難しいことは考えずに、

手の指を使って2進数を体験してみましょう!

 

その前に…。まずはいつものように10まで数えてみましょう。



しかしこれには問題点があります。小指をのばした4と6、小指と薬指をのばした3と7、2と8、1と9、これらは見分けがつきません。

 



 1と11、2と12も同じ形になりますね。

重複しないように指で数を表そうとすれば、5本の指では5までが限界のように思えます。

ところが数楽たいそうの基本となる2進数はちょっと違います。

5本の指でなんと31まで表すことができるのです。

 

まず、5本の指に数字をあてましょう。

 

親指が1、人差し指が2、中指4、薬指8、小指が16です。

 

 握った状態を0とし、そこからスタートです。

 

1は親指を伸ばして1。

 

 

2は親指を戻して人差し指で2、ですね。


 

 

 

 

 

では3はどのように表すでしょうか?

 

 

 

 

1 + 2 = 3ですので、1の親指と2の人差し指を使って表します!

 

 

それでは4以降の数を一緒にやってみましょう!

 










 ここまで、指の形はすべて異なっています。

 

つまり1、2、4、8、16の5つの数だけで、重複せずに1~31までの数を表せるのです。これが2進数による表現です。片手で31ですが、両手を使えば重複せずに1023まで数えられるのですよ!

 

2進数の「2」は指を折る・伸ばすの2通りの「2」です。これに対して、普段の数え方は10進数といいます。

 

2進数はコンピュータの基礎になっています。「指を折る・伸ばす」を「電気を流す・止める」に変えるだけですから原理はまったく同じです。

 

「指を折る・伸ばす」は他の運動にも簡単に割り当てることができます。2進数を様々な運動で表すことによって、数楽たいそうは子供から大人まで誰でも楽しめるバリエーション豊かなプログラムになりました。

 

1、2、4、8を手足に当てはめた最も基本的な運動を下の動画でご確認ください。